凶悪な「色移り」でお馴染みのボークス純正のドール服、
前回の記事で2012年2月の「レトロカーデセット」のスカートとニーソで色抜き・色止めを試みました。
※前回の記事はこちら→「ボークスのドール服の色移りを根本的に防止したい」
今回は、前回の記事で結局色止めが出来なかった「レトロカーデセット」のニーソと、
他に2着、ボークス製の衣装を使って色止めの実験を行った記録です。
今回追加で使用した衣装はこちら。
2011年10月 天使のころも 「ラスティチェックセット」
2011年10月 天使のころも 「スタイリッシュチェックセット」
この二種類の、帽子を除いた「白くないもの」すべてと、
前回のレトロカーデセットのニーソを使用します。
1.まずは つけ置き
前回にも行いましたが、まずはつけ置きで大雑把に色を落とします。
今回もアクロンを使っています。
つけ置きコンテナが3個になりました。一日放置後の写真です。
漬ける段階で既に色が出てきたので、一度丁寧にアクロンで手もみ洗いをして、
洗濯で落ちる範囲の色を落としてから漬け込みました。
それだけで多分1~2日分ぐらい得しますね。
その後、別に長く漬ける予定はなかったのですが、
数日間放ったらかしにして、一度水でよくすすぎ、
再びアクロン水で2日ほど漬け込みました。
どうでもいいですが、家のアクロン使いきりました。
2.色止め剤
前回は「ベストフィックス」という色止め剤を使って、
スカートには効いたけどニーソには全く効かなかった、という中途半端な結果だったので、
今回は違う色止め剤を買ってきました。
ダイロン カラーストップ です。300円ぐらい。
前回と似たような方法で、お風呂程度のお湯に溶かして、
混ぜたり混ぜなかったりします。
今回は布も多くて邪魔臭いので、でかい容器で。
かつ、効きを高めるために前回よりお湯の温度も高くしました。50~60度かな。
ダイロンカラーストップの箱には「15分」と書いてましたが、気持ち多めに漬けておきました。
その後、水洗いして、本来は乾燥させますが、どうせ色落ちチェックするのでスキップ。
3.再度つけ置きして結果を確認
色止め後に水洗いし、その後またアクロン水につけおいて一日放置しました。
結果。
だめなもんはだめ。
左のソックスは最早何も語るまい。まあ薄くはなったけどさ…。
真ん中と右も若干色出てるみたいですが、ここまでやって、わかったことがあります。
どうやら色が出てるのは、アームカバーとソックスのようです。
後日、他のものを除いて単体でそれらだけ漬けたらわかりました。
これは材質というか、「伸びる素材」は色落ち・色移りが激しい、という事のようですね。
ちょっと伸びるアームカバーや、赤黒しましまソックスからは少し色が出る。
かなり伸びるワインレッドのニーソからは、なんか、もう、やばい。
裏を返せば、伸びない素材は色止めが出来たと考えていいかもしれません。
ダイロン カラーストップも、ベストフィックスも、おそらく一定の効果をあげています。
と、いうわけで。
4.結論
私がたどり着いた結論です。
★ ボークスの衣装は、買ったら色抜きしてから色止め剤。
★ ボークス製のソックスは買うな。セットもののソックスは諦める。
以上。
まあ今回のチェック系の天ころ2種は、インナーが白かったりするのでまだ救いようがありますね。
ざっくり、今回の3着を1枚の画像にまとめるとこんな感じです。
ソックスとかの肌に直接触れるものは気をつけるってのは基本ですけど、
黒とかの色の濃いスカートは、天ころスタンダードのフリルスコートとかで防御したほうが安全だと思います。
「色が濃かったら全部アウト」ではない事がわかっただけ、まだ救いはある気がしますね。
他、ボークス製でもかなり薄いグレーのしましまソックスとかはべつに問題なかったですし、、
色の濃いソックスが欲しければ、イベントで買いましょう。
シンプルなのはHAPPY DOLLS PLUSさん(白・黒・紺・茶の各種長さ)とか、
種類豊富な靴下屋PONGEE*さんのものが色移りしなくて良いですね。よくお世話になってます。
というわけでレポート一応おわり。
ソックス系は引き続き漬け込んで色抜きしてみますが、現時点でレトロカーデセットのニーソは都合6回目のつけ置きです。
まだ色が出てます。正直捨てたほうがいい気がしてきました。
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