3種類あるボークスのポイントカードについて、非常にけちくさい観点から
「どうするのが得か」を、まだポイントカードを作ってすらいない方向けに解説しましょう。
ボークスのポイントシステムを理解している方には今更ですが、
都度説明するのが面倒なので、参照できる覚書程度に書いておきます。
ボークスのポイントカードには、
ただのポイントカード、VS会員(年会費1080円)、VIP会員(クレカ会員)の三種があります。
クレカ(VIP会員)はまあ、リボ専用カードとか非常にアレなので、おいといて。(お察しください)
ポイントカードに年会費を払うか否かにより生まれる差は、
・店舗購入(現金決済)のポイントが1%→5% (※クレカ払いやWebショップは1%→3%)
・ボークスニュースが自宅に郵送で届く (※届かないようにもできます)
という2点が主です。
・ポイントは 税 抜 き 額 に対して付与され、
・1ポイントから購入物の 税 込 額 の 値引きに利用でき、
・ポイント付与当日の利用も可能、
・ボークスWeb通販との共通利用も標準で可能、
・会員加入(or 無料会員からの格上げ)直後から(現金決済の場合)5%付与(※Web入会では後日から)
という特徴があります。
つまり、
・少なくともあと1商品以上ボークス製品を購入する予定があり、
・無料会員とVS会員でつくポイントの差が 1,080円を上回る、
以上二点を満たす場合は、その場で先に年会費を払ってVS会員になった方が、確実にお得ですね。
前者は、まあ、ドール用品はちょくちょく買うでしょう。
特にドールをお迎えするなら、どうせそのあとにハンドパーツ(¥2,160)ぐらいは買うことになりますし。
重要なのは後者、最も簡単に言うと
「1回の会計で年会費の元が取れる金額」ですね。
無料会員(1%)とVS会員(現金5%)のポイント差は4%、
その4%が1080円を超える額は、27,000円(税抜)です。
税抜 27,000円の時、VS会員では1350P、無料会員では270Pの付与になり、差がちょうど1,080Pになります。
税込額ですと 29,160円となるので、
「おおむね3万円ぐらい(現金で)買い物するなら、先に年会費を払った方が得」
ということになります。
このことから、少なくともこれからイベントで限定ドールをお迎えする方や、
DDS初音ミクを予約しており、ボークスに内金を引いた残り金額を支払う予定がある方、
ショールームや天使のすみかでスタンダードお迎えやボディ単体を購入などする方は、
「ぶっちゃけて言うと無料会員では損」
です。
DD3/DDSボディ単体ですら 税抜28,000円(=税込30,240円)のため、当てはまります。
因みにクレカ決済やWeb通販の場合は、それぞれ1%と3%のため、
ポイント差2%で1,080円を上回る額は 税抜54,000円(税込58,320円)となり、
限定ドールお迎え等の場合であれば、1度の決済で元が取れます。
…わかりづらいかな?
では、もっともっと具体的な例をあげましょう。
DD3ボディとDDSボディでは、標準添付のハンドパーツが違います。
DD3はノーマル(浅く開いた手)、DDSは開きグーが付属します。
それぞれ手が「それひとつ」というわけにもいかないでしょうから、
DD3/DDSボディ(¥30,240)を買い、ハンドパーツ(¥2,160)を追加でもう一個買う とした場合で試算しましょう。
<有料会員になる場合>
1.VS会員入会: ¥1,000+税 =現金¥1,080 (※ここでもポイント5%付与 50P)
2.DD3/DDSボディ: ¥28,000+税 =現金¥30,240
ポイント付与:28,000円の5%=1,400
3.ハンドパーツ¥2,000円+税 =¥2,160
→ポイント使用:1,450P →値引き後現金決済: 2,160-1,450=¥710
ポイント付与:税込710円は税抜658円の為、658円の5%=62P
★現金決済額合計: 1,080+30,240+710= ¥32,030
★最終的なポイント: 62P
<無料会員の場合>
DD3/DDSボディ: ¥28,000+税 =¥30,240
ハンドパーツ: ¥2,000+税 =¥2,160
★現金決済額合計:税込¥32,400
★ポイント付与:30,000円の1%=300P
若しくは、ハンドパーツポイント値引使用(前例と同パターン)の場合、
★現金決済額合計: 30,240+(2,160-280) = ¥32,120
★最終的なポイント: (2,160-280)÷1.08×0.01 = 17P
このように、一日で年会費の元を取ることは十分可能ですし、
それだけで一年間、ポイント5倍とボークスニュース自宅配送を受けることができます。
これからドール沼に入る方は、最初はVS会員に入ることをお勧めします。
最後に、更新について。
VS会員は、自動更新ではありません 。
よって「自動的に毎年、年会費がかかる」なーんてことはありません。
VS会員を更新するには、店舗レジで「更新したいんですけどー」とカードを出すか、
Web通販で、1,080円で「VS会員更新」を「購入」する、という二通りの方法がとれます。
更新せずに期限が切れると、
・無料会員に格下げになって付与ポイントが1%になり、
・ボークスニュースが届かなくなります。
会員IDが変わるわけでもなく、VS会員の時に貯めたポイントはそのまま残りますし使用もできますので、
何の心配もありません。
ボークスニュースが必要ないなら、大きな買い物をするときに再び年会費を払ってVS会員に格上げすればよいのです。
そんな感じです。
あ、そうそう、
会員カードにもペラい紙みたいなのとプラスチックのちゃんとしたカードの2種類があって、
店舗によっては必ずそうなるとは言い切れないですが、
最初に無料会員で登録するとペラい方で作られ、後から年会費払ってもカードはペラいまま、
最初の登録時にVS会員で作ると分厚いプラカードの方で作られ、期限が切れてもそのまま、
であることが多いみたいですよ。
必ずではないみたいなのがなんともアレですし、プラカードの色も一つではないっぽいですが、
分厚いしっかりしたカードがほしければ各SRじゃなくて、すみかや里、窓などで作ると良い気がします。
そのへんはもっとボークス歴の長い人のがよく知ってるかも。
★追記: ドルパのすみかブースについて。
さすがに新規会員登録まではできないと思いますが、
ドルパ会場のすみかブースでも、ポイントはちゃんとつきますし、クレジット決裁もできます。
すみかブースで買い物してついたポイントを即日再びすみかブースのレジで使用することも可能です。
可能でした。HTD大阪8にて。
あんまり買い物しない私でも、これぐらいのポイント値引きになる事はあるっぽいですよ。
コメント
ボークスのクレジットカードについて、少し補足します。
『ボークスUPtyカード』はリボ専用カードではありますが、毎月のリボ返済額を利用者が指定することができ、その額までは利息が付きません。
そのため、カードのショッピング枠を10万円まで引き下げ、同時に毎月のリボ返済額を10万円に設定すると、事実上一括払い専用(無利息)カードとして使えます。
カードの利息はかからず、カード年会費もボークス年会費もずっと無料なので、ボークスのヘビーユーザーになるかどうか分からない人でも、とりあえずこのカードを作っておくだけのメリットはあります。
私はボークスではあまり買い物しないのですが、ボークスニュースを読みたいのでカード会員やってるような感じです。
コメントありがとうございます。
その辺の「無料でボークスニュースが届く」ためのカードとしての有用性は知っていますし、
1枚は常時全額払い設定のリボ専用カードを持っています。それはボークスのではありませんが。
UPtyでも枠をS10/C0とかにして、設定画面で返済額を「ご利用可能枠と同額」にすればいいだけですが、
(S10程度で果たしてドール関係の買い物に足りるのか、というのは置いておいて)
この記事はポイントシステムを上手く使う、つまりボークスで少なくともドール関係に数万円単位のお金をつかうことを前提として書いていますので、
無闇に(ボークスからお金もらってるわけでもないのに)リボ専用クレジットカードの宣伝なんてとてもじゃないが出来ない、とか、
そもそもボークスのポイントカード自体にそこまでの信用を置いていないとか、
態々カード作るんだったらドール関係で高額の支払い時に分割払い(特に2回払を)したいはずなのに、リボ専用のために出来ない、等の機能上の理由とか、
様々な理由から、めんどくさくなって「お察しください」と書いています。
ドール関係だとそれこそ最初からヘビーユーザーになりそうな状態で入ってくるので、なおさら勧めないです。
カード決済するなら3%+自前カードの1%還元で我慢しとけ、という論調で書いた記事ですので、ご了承ください。